『propeller』
[はるはろ!]
■ストーリー紹介
私立桃夭学園−
共学・全寮制、そして男女比が1:10。
創立当時女子校だった桃夭学園では伝統的かつ多数決的に、女子の権利が男子のそれを圧倒している。
男子は、豪奢女子寮女子寮とは天地ほども差があるぼろぼろ男子寮に居を構えている始末。
そんな風潮を作り上げている大きな原因は「三月三日委員会」。
学園自治を司る女子ばかりの委員会、学園で最も権勢を誇る彼女たちが、この女尊男卑の要。雛壇になぞらえた役職に就く彼女たちは、学園女生徒の憧れの的でもある。
そんな中でも慎ましい生活を送る男子達。
しかしある日、「男子寮閉鎖」という噂が持ち上がる。
やがてそれは噂ではなく事実であることを知り、とうとう男子が立ち上がる。
そして(無理矢理)主人公を会長として結成される「私設桃夭生徒会」。
かくして、男子の基本的生徒権を取り戻すために私設生徒会のレジスタンスが始まる!
(まずは女子寮の掃除とか、そういう地味な信頼獲得活動で!)
しかし男子寮閉鎖計画の陰には、なにやら彼らには窺い知れぬ思惑が。
それは桃夭学園の歴史にも繋がる、人と人との間を流れる深く大きな川。
過去から現在へと受け継がれる伝統という名のくびき。
どうする男子! どうなる男子寮! どう出る私立桃夭学園!
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