propeller

■どぐされﾄｰｷﾝ

●第36回
「蝶々が羽ばたけば」

ぺら子(仮)
ぷろ助が溺れる。それが「ﾊﾞﾀﾌﾗｲｴﾌｪｸﾄ」。
桶屋が儲かればぷろ助が打撲する、それが「ﾊﾞﾀﾌﾗｲｴﾌｪｸﾄ」。風が吹けばぷろ助がｺｹる。それが「ﾊﾞﾀﾌﾗｲｴﾌｪｸﾄ」。

ぷろ助(仮)
是が非でも私を不幸にしたいんですか貴方。
というか、どんな理屈でそうなるのですか。

ぺら子(仮)
蝶々が羽ばたくでしょ、気圧が変わるでしょ、気圧が変われば雨が降るでしょ、雨が降ったら増水するでしょ、ぷろ助は台風にはしゃぐﾀｲﾌﾟだから溺れるでしょ。

ぷろ助(仮)
仮定に仮定の積み重ねすぎ!? じゃ、じゃあ桶屋が儲かるとどうなる訳ですか?

ぺら子(仮)
桶屋が儲かるでしょ、儲かった桶屋は桶を大量生産するでしょ、でも所詮は桶だから適当に廃棄されるでしょ。
よってぷろ助がｺｹて打撲。

ぷろ助(仮)
えーと、風が吹くと?

ぺら子(仮)
風が吹くでしょ、ぷろ助はｺｹるでしょ。

ぷろ助(仮)
もはやﾊﾞﾀﾌﾗｲ効果でもなんでもねぇ!?

ぺら子(仮)
そして、こんなところで我々が悪ふざけていると……。

ぷろ助(仮)
ふざけていると?

ぺら子(仮)
ｹﾞｰﾑの開発が――。

ぷろ助(仮)
わーっ、わーわーわーっ!

ぺら子(仮)
順調に進んでいるということの証さね。

ぷろ助(仮)
わー…………そ、そうなのか?

ぺら子(仮)
そうよ。

もうしばらくお待ちあれ。