嘆息しつつ、彼女は両手から白蒼に輝く気体を生み出し始めた。 【零奈】 「ああ――――」 うっとりとした、エクスタシーさえ感じていそうな声。 “それ”は鋼管製電柱や電線に触れるやいなや、気体から液体へ、液体から固体へと移り変わっていく。