第10回
ン
ぺら子（仮）
やっぱりさ。これからはワールドワイドよね。
ぷろ助（仮）
ん？ 突然何だね、ぺら子くん。
ぺら子（仮）
あたし達もそろそろこの狭苦しいプロペラのサイトから、世界へ飛び出す時期じゃないかと。
ぷろ助（仮）
世界なんて漠然すぎるぞ、ぺら子。
もうちょっと具体的に言わんか、もとい言ってください（視線に負けて慌てて訂正）
ぺら子（仮）
あたし達が世界に乗り出すには……やっぱり、ハリウッドね。
ぷろ助（仮）
ふむ、ハリウッドということは……映画化とかかね？
ぺら子（仮）
ぷろ助みたいに、そこらの詐欺師に騙されやすそうな顔の若者を掴まえて強引にサインさせてやればできるような役柄と違って、あたしみたいなぜっせーの美少女を演じきれる人間は、なかなかねぇ……。
ぷろ助（仮）
無駄なほど……凄い自信だなぁ……。
（失礼極まりない発言については脳内スルー）
ぺら子（仮）
ここは一つ、やっぱりアニメ化ね。
ぷろ助（仮）
うむ、ジャパニメーションの凄さはハリウッドでも知れ渡っているからな。
ぺら子（仮）
監督は……やっぱり押○守かしら。
ぷろ助（仮）
今○泰宏も捨てがたいな。
ぺら子（仮）
キャラクターデザインはとりあえずあたしだけ士○正宗ね。
ぼいーん、きゅっ、そしてネットネト。
ぷろ助（仮）
待った。すると私は誰にキャラクターデザインしてもらえるのであるか？
ぺら子（仮）
楳図か○お。
ぷろ助（仮）
ぐわし！？
ぺら子（仮）
福○伸行
ぷろ助（仮）
ざわ……ざわ……。
ぺら子（仮）
小池○夫
ぷろ助（仮）
・ ・ ・
「あンたア────ッ！！」
もちろんメディアミックス予定は一切なし（？）の
ぷろ助・ぺら子たちであったとさ。