第16回
さらば愛しきぷろ助よ

ぷろ助(仮)

……ネタがないな

ぺら子(仮)

ないない。なーんにもないわね。

ぷろ助(仮)

どうしようか、僕たち

ぺら子(仮)

ここは一つ……何か、てこいれるか

ぷろ助(仮)

てこいれ?

ぺら子(仮)

題して「さらば愛しきぷろ助」

なんか、最終回っぽい

ぷろ助(仮)

あの、それだと僕が死ぬか殉職かしないと
いけないんですけど……

ぺら子(仮)

うむ。で、来週から新キャラ。
その名も「ぷる助」

ぷろ助(仮)

「ろ」じゃなくて「る」!?

ぺら子(仮)

始終ぷるぷると怯えているぷろ助……。

ぷる助(仮)

あ! 名前が! 名前が変わってるよぅ!

ぺら子(仮)

ついでに言うと、微妙に美味しそうな名前よね
ゼリーっぽくて

ぷる助(仮)

ああ! 女の子に「美味しそう」とか言われてるのに、なぜだか全然嬉しくない!

(それは味覚的に褒められているからです)

ぺら子(仮)

……

ぷろ助(仮)

このっ、このっ。消えろっ、消えろっ……ん?

ぺら子さん?

ぺら子(仮)

(ドスドスドスドス)
このぷる助を作ったのは誰だぁ!!

ぷろ助(仮)

ひぃぃ! ぺら子が雄山(しかも初期型)に!?

ぺら子(仮)

問題はこのダシだ……木苺でもない、すぐりでもない、さくらんぼでもない、コケモモでもない……。
(カッ)桑の実だ! そうだろう!

ぷろ助(仮)

いやそうだろうって何が!? ねぇ、何のダシが!?

※雄山初期型……某長寿グルメ漫画に出てくるあの方が
            もっとも輝いていた時のことを指す。
            「女将を呼べ!」
            「この洗いを作ったのは誰だぁ!」
            などの名台詞は彼から生まれた。
            三号機あたりから、突如として丸くなる。



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